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デンマークのオーガニックフード

デンマークのオーガニック農業および養殖業は、環境に配慮し、
より自然な形で生態系の運用を目指した生産システムです。

オーガニックとは?

オーガニック生産の原則は以下のとおりです。

 

  • 土の肥沃度、土に入れるものと取り出すものに注意する
  • 有用な栄養素を補給しながら、土の回復時間を確保するために輪作を行う
  • 栄養分としてマメ科の植物、作物の残り、家畜の糞などの有機物を与える
  • 予防的な方法を用いることで、雑草、病気、害虫を防ぐ
  • 環境全体を保全するため、農薬や化学肥料は使用しない
  • 土壌浸食や栄養損失を防ぐため、生け垣や牧草地を植える

写真:Anders Kavin

Organic products

オーガニックである理由

  1. 合成香料、合成着色料、合成甘味料を使用しない
  2. 加工には、限られた天然添加物のみを使用する
  3. 生産および加工において、遺伝子組換え作物(GMO)を使用しな
  4. 生物多様性、種、自然の保全に寄与する
  5. 土壌の生命力と肥沃度を向上させる
  6. 化学農薬を使わないため、環境および飲料水を汚染しない
  7. 動物の福祉(アニマルウェルフェア)を促し、屋外へのアクセスを保証するなど、動物にとって良い条件を提供する
  8. 抗生物質をはじめ薬剤の使用は厳しく制限され、ホルモン剤を一切使用せずに育てられる
  9. オーガニックの認証ラベルは、定期的に当局の検査を受けていることを意味する

デンマークである理由

長い歴史を持つ

デンマークは、オーガニック農業への転換やマーケティングに予算を計上するなど、国をあげて支援してきました。
加えて、国が認定したオーガニック食品であることを示す赤い「Ø」ラベルの導入は、消費者の意識の定着に大きく寄与しました。

金融危機や消費全般の減速にかかわらず、市場のシェアは、2009年の3.5%から2019年の12.1%へと着実に増えており、今後もその割合は増加すると見込まれています。

先進国である

デンマークは、世界でもっともオーガニックのシェア(一人当たりの消費量)が高い国のひとつです。ここ数年、オーガニック製品が占める割合はもっとも高く、2019年(最新の統計)では12.1%とトップに立っています。

ヨーロッパにおけるオーガニックについては”Organic at a glance”をご覧ください。

EUの規制に対応している

EU加盟国では、2009年1月1日から「オーガニック生産および製品の表示に関する理事会規則(EC)No.834/2007」によって推進されています。

この規則を満たした製品には、EUオーガニックロゴの使用が義務付けられています。

写真:
Pernille Greve(Bo Bedre)

Organic Food in Denmark Arrow

ヒュッゲ、デザイン、フードのコンビネーションが”推進力”

Organic Food in Denmark Rectangle
Organic Food in Denmark Text on Shirt

The combination of Hygge, Design and Food makes the MOMENTUM

Organic Food in Denmark Rectangle
Organic Food in Denmark Text on Shirt

Photography by
Pernille Greve for Bo Bedre